皆さんこんにちは!
LIVEGYMTOKYOのハリガヤです!
今回は最近24時間ジムでよく見られるトレーニングのアタッチメントについて書かせていただきたいと思います!
ここ数回の記事では昨今のコロナ禍の影響もあり不特定多数の人間との接触を避けるためにホームトレーニングの実施を推奨する内容を書かせていただきましたが、ホームトレーニングの器具を自宅に置くことが物理的に不可能という人や、やっぱりトレーニングはジムに行ってやりたいという方も多くいることは存じ上げています。
24時間ジムは文字通り24時間営業のため、19:00~21:00のような混雑時間帯を避ければ人は少なく、早朝や深夜に利用すればほぼ無人状態でジムを利用することも可能な為、工夫次第で24時間ジムは不特定多数の人間との接触頻度及び可能性ををグッと減らすことが出来ると言えます。
というわけで、24時間ジムもこのような状況下において捨てたものではないなと言えますので、是非混雑時間帯を回避してジムを安全に利用していただきたいと思います。
話を戻しまして、最近24時間ジムでよく見るトレーニングのアタッチメントについて書かせていただきます。
こちらの写真のMAG GRIPというアタッチメントを24時間ジムでご覧になったことがある方は多くいらっしゃると思われます。
初見の方はいったい何のために使うものなのか分からずに置いてあってもそのままスルーしてしまうのが現実かと思われます。
主に背中のトレーニングで使うアタッチメントなのですが、このMAG GRIPは7種類あり、各MAG GRIPによって使用用途が異なってきます。
簡単に7種類のMAG GRIPについてご紹介させていただきます。
MAG GRIPはMaxim Advantage Grip(マキシマム アドバンテージ グリップ)の頭文字をとった名称で、名前のごとく最大限アドバンテージをもたらしてくれるグリップのアタッチメントです。
何故に”最大限”と形容されているかというと、MAG GRIPは7種類のグリップを使い分けて背中のトレーニングをすることが可能な為、ターゲットとなる背中の箇所に応じてグリップを変え複雑な背中の筋肉を細分化し適切な刺激を与えることが出来るばかりか、バーを使った背中のトレーニングの際に必須となるパワーグリップを必要とせず、むしろ指先の感覚を駆使して背中の筋肉に刺激を与えることが出来るからです。
MAG GRIPの使用例について諸説あるのですが、私なりの解釈を基に7種類の各グリップについて解説していきたいと思います。
クローズニュートラル
主にシーテッドロウのマシンに取り付け使います。
僧帽筋中部下部広背筋を狙ったトレーニングで、背中のストレッチ感を強めたい時に有効です。
クローズプロネイティッド
こちらもクローズニュートラルに同じくシーテッドロウのマシンに取り付けることが多いです。
手首をプロネイティッド(=回内)することによりロウイング動作の際に肩関節よりも肩甲骨がよく動くため僧帽筋の中部~下部に刺激が入りやすくなります。
ナロースピネイティッド
こちらのグリップも上の二つと同様にシーテッドロウのマシンに取り付けることが多いです。
手首をスピネイティッド(回外)することによりロウイング動作の際に肩甲骨の動きが抑えられ肩関節の動きが大きくなるため、下背部~広背筋に刺激を与えやすくなります。
ミディアムニュートラル
シーテッドロウのマシンやラットプルのマシンに取り付けることが多いです。
シーテッドロウのマシンに取り付ける際には僧帽筋中部の収縮感を強めたい時に、ラットプルのマシンに取り付ける際には肩甲骨の下方回旋を意識しやすくなるので肩甲骨周辺の筋肉や上背部に刺激を与えたい時に使います。
ミディアムプロネイティッド
こちらも上と同様にシーテッドロウのマシンやラットプルのマシンに取り付けることが多いです。
手首をプロネイティッド(=回内)することによりラットプルの動作の際には肩甲骨周りの筋肉を優先して鍛えることが出来、シーテッドロウの際にも肩甲骨周りの筋肉が率先して動くため僧帽筋中部に刺激を与えることが出来ます。
クローズよりも幅があるため引き切った際の収縮ポジションがとりやすく、僧帽筋中部に強い収縮感を得ることが出来ます。
ミディアムスピネイティッド
こちらも上と同様にシーテッドロウのマシンやラットプルのマシンに取り付けることが多いです。
手首をスピネイティッド(回外)することにより肩甲骨の動きよりも肩関節の動きが最優先になるため広背筋への刺激が強くなります。
こちらも上と同様にグリップの幅が広いため、ナローグリップよりも引き切った際のポジションでの収縮感が強くなります。
余談ですが私個人としては7種類あるMAG GRIPの中でもこの【ミディアムスピネイティッド】を一番好んで使い、シーテッドロウに取り付ける際にはハンマーストレングスの【DYロウ】に近い感覚を、ラットプルに取り付ける際にはハンマーストレングスの【フロントプルダウン】に近い感覚を味わっています。
マニアックな話になり申し訳ございません(苦笑)
ワイド
最後にワイドグリップです。
厳密にはコチラの手首の向きはニュートラルになっているのですが、ワイドのグリップの方向はコチラのみとなっています。
ワイドグリップに関してはラットプルに取り付けて背中の筋肉の中でも特に外側に上部に位置する大円筋に刺激を与える際に使います。
クローズグリップやミディアムグリップでロウイング動作やプル動作を行う際にも大円筋は動いているのですが僧帽筋中部や広背筋の協働筋としての働きが主となるため、大円筋に直接アプローチする際にはこちらのワイドグリップを使用するのが適切です。
以上7種類のMAG GRIPについてご紹介させていただきました。
トレーニング初心者の方はジムにMAG GRIPが置いてあっても何のための物なのか分からず使用せずに終わることが多いと思われますが、トレーニング歴1年以上の中級者の方には背中のトレーニングのバリエーションを増やす意味でも、背中を細分化して刺激の種類を変えながら更に良い身体を作っていくためにも是非今回ご紹介させていただいたMAG GRIPを有効活用していただきたいと思います。
次回もトレーニング器具に使用しトレーニングの効果を最大限にアップさせるアタッチメントについて書かせていただきます。
ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
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