皆さんこんにちはLIVE GYM TOKYOのハリガヤです!
今回は昨年このLIVE GYM TOKYOのサイトがオープンした際にアップし好評だった「ウエイトトレーニングにおすすめのシューズ」の記事の続編を書いていこうと思います!
今回はウエイトトレーニングの種目の中でも下半身のトレーニングの際にはどういったシューズが我々日本人の骨格に合っているのかを見ていきたいと思います。
下半身のトレーニング種目の中でも、特にウエイトトレーニングの中でも超王道、「キングオブトレーニング=スクワット」の際に履くことをお勧めするシューズを見ていきましょう。
スクワットは他のトレーニング種目と比べてみても床と設置する部分である足裏の重心や踏ん張りがトレーニング効果や使用重量を伸ばしていく上で大切になってきます。
istagramやyoutubeで海外のボディビルダーやフィジーカーのトレーニングの様子を見ていると、意外にもスクワットを裸足でやっている選手が多いことに驚きます。
しかし、結論から言ってしまうと我々日本人は裸足でスクワットを行うことはお勧めできません。
その理由を簡単に説明させていただきたいと思います。
我々日本人の骨格を白人や黒人と比べてみると大腿骨が長いのに対して下腿(腓骨)が短いと言われています。
反対に白人や黒人は大腿骨が短く下腿(腓骨)が長いという脚をしています。
この骨格から筋肉の付き方を見てみると日本人は太腿が細く脹脛が太くなりやすく、一方で白人や黒人は太腿が太く脹脛が細い脚になりやすくなります。
この骨格の違いがスクワットの際にどのような影響を及ぼすかというと、スクワット動作の際に股関節と膝関節が連動して動くのが正しいスクワットのフォームなのですが、白人や黒人のように大腿骨が短い骨格の方がスクワット動作のしゃがみの際に上体が大きく折れ曲がることなくスムーズに深くしゃがむことができます。
骨格をテコの原理で考えてみると膝関節を支点とする際に大腿骨が長いとしゃがむ際に作用点となるバーベルを担いでいる上半身の前傾角度が強くなってしまう一方で、大腿骨が短いと上半身の前傾は比較的抑えられることが出来るのです。
日本人のように大腿骨が長く下腿(腓骨)が短い骨格だと上体が大きく前傾し折れ曲がりやすくスクワットの差に腰が丸まってしまう非常に危険なフォームになってしまいがちです。
また、日本人の骨格は比較的胴長な為、そのような点からもスクワットの際に上体の前傾は避けにくいとされています。
日本人の中にも生まれつき大腿骨と下腿(腓骨)のバランスを見て腓骨の方が長めの人もいることはいるのですが、多くの日本人がスクワット動作不向きの骨格をしています。
このスクワット動作不利な骨格を解消してくれるのが所謂「リフティングシューズ」なのです。
「リフティングシューズ」を見てみると、革靴やローファーのように踵が高くなっているものが一般的です。
この踵が高くなっているという構造が下肢の骨格的に不利な条件を解消してくれるのです。
踵が高くなっている「リフティングシューズ」を履くことによって疑似的に下腿(腓骨)の長さを数㎝長くすることが出来ます。
すると下腿(腓骨)が短い日本人の骨格も疑似的に白人黒人のような下肢の骨格になることが出来るのです。
私個人的にもウエイトトレーニングを始めて数年は一般的なトレーニングシューズでトレーニングをしていたのですが、リフティングシューズを履いてトレーニングするようになってからは特に下半身の使用重量が格段に増しトレーニング時のフォームも改善された実感があります。
前置きが長くなってしまいましたが、今回の記事ではリフティングシューズのお勧め3選をご覧ください。
NIKE ROMALEOS 4
私個人的にNIKEのシューズのが好きなためこちらの前のモデルとなるROMALEOS 3を愛用しているのですが、踵が高くシューズ全体がハードな作りになっているため高頻度高強度なトレーニングにもバッチリ対応してくれます。
こちらのROMALEOS4はNIKEの新素材トランスルーセントという特殊繊維を採用しており、全モデルであるROMALEOS3よりも通気性が良くなっています。
前モデルも同様にマジックテープのベルクロによってさらにシューズを固定する仕様だったのですが、ROMALEOS4ではマジックテープのベルクロが1本増えて2本のベルトで固定をする仕様となっています。
このマジックテープのベルクロによる固定感は素晴らしく一般的なトレーニングシューズからROMALEOSに履き替えた時に素晴らしいホールド感に衝撃を覚えた記憶があります。
2本のベルクロによる固定感は超高重量を用いてトレーニングする上級者にもトレーニング中に安心感を与えてくれることでしょう。
イノヴェイト ファストリフト400 BOA MS
「イノヴェイト」は昨年アップした「ウエイトトレーニングにオススメのシューズ」の記事で紹介させていただきました、ボディビル界のレジェンド鈴木雅選手が好んで履いているブランドです。
日本人の足に合ったフィット感やグリップ力の高さからゴールドジムなどのウエイトトレーニング愛好家が多く通うジムでは「イノヴェイト」のシューズを履いているトレーニーをよく見かけます。
そんなフィットネス向きなシューズをリリースしている「イノヴェイト」ですが踵が高い設計のリフティングシューズも言わずもがなリリースしております。
こちらのファストリフト400は「イノヴェイト」ならではのフィット感に合わせて最大の特徴はマジックテープ式ではなくダイヤル式のタブで足を固定する仕様になっています。
※ファストリフトシリーズの他のモデルは靴紐とマジックテープのベルクロによる固定のものもあります。
ダイヤル式による固定のメリットは、マジックテープのように接着面が劣化することがなく、半永久的に使用することが出来ることではないでしょうか。
「イノヴェイト」のシューズはフィット感だけでなくお値段相応のクオリティの高さがあるため、作りも頑丈で長く愛用することが出来るのも特徴です。
私の友人で「イノヴェイト」のシューズを愛用しているものもハードなトレーニングをしながらでも5年以上は使っているそうなのでそのクオリティは間違いなしでしょう。
「イノヴェイト」のトレーニングシューズを普段愛用されている方にはこちらのリフティングシューズもお勧めです。
asics ウエイトリフティング727
今回取り上げる唯一の国産メーカーのasicsからリリースされているウエイトリフティング727はシューズの名前にウエイトリフティングと入れているところやとっても潔いシンプルなデザインが注目の一品です。
私的な見解になりますがゴールドジムなどでトレーニングをしているとトレーニング歴が3~40年クラスのベテランのトレーニーの方々がこちらのウエイトリフティング727を履いてトレーニングに励んでいるように思われます。
ウエイトリフティング727はシューズのアッパー部分はスウェードと天然皮革を使用している為、使い込む事により使用者の足に馴染むことができます。
そういった点がベテラントレーニーの心を擽るのかも知れませんね。
また、最新のトレーニングシューズのような近未来感やハイテク感はなく、レトロなデザインがかえって飽きることなく長年使うことが出来る要因の一つとも言えます。
コンバースのスニーカーの代表的作品である「オールスター」が70年以上もデザインを変えずに世界中で支持されているようにこちらのasicsのウエイトリフティング727も何十年にわたって支持され続けるのではないかと私は思います。
スウェードや天然皮革を使用している為少々値段が張りますが、長いトレーニングの相棒としてこちらのシューズも非常にお勧めできます。
以上のようにわれわれ日本人がスクワット動作の際に生じてしまいがちな骨格的な不具合を解消してくれるリフティングシューズなのですが、使用用途はスクワットに限らず多様です。
私の場合はリフティングシューズを履くことによりアームカールやサイドレイズなどの上肢のトレーニング種目の際にも骨盤のニュートラルポジションを作りやすく、トレーニング動作時の負荷を逃しにくくなった実感があります。
スクワットの際に上手く下肢に刺激が入らずに腰を痛めてしまったり重量が思うように伸びない方はもちろん、ウエイトトレーニング自体がマンネリ化してしまっている方にもリフティングシューズの着用が現状打破に一石投じてくれるのではないかと思われます。
こちらの記事がご参考になりましたら、お近くのスポーツショップで是非リフティングシューズを試し履きしてみてください。
ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
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