皆さんこんにちは！
LIVE GYM TOKYOのハリガヤです！
今回はフリーウエイト(ダンベル・バーベル)とスミスマシンの比較記事の最終章、スミスマシンについての記事を書いていきたいと思います！
今回も5項目を3段階評価で見ていきましょう。
使用重量・・・☆☆
汎用性・・・☆☆☆
筋肥大・・・☆☆
競技パフォーマンス・・・☆
安全性・・・☆
使用重量から言いますと、フリーウエイトと違いスミスマシンでは重りを挙げる際に必要なスタビライザーという機能を働かせる必要がないため、フリーウエイトよりも重い重量を扱う事が出来ます。
ベンチプレスを例に取るとバーベルを用いたフリーウエイトのベンチプレスで80kgがMAX重量の人でもスミスマシンなら100kg以上挙げる事が出来るという事が多くあります。
ただ、フリーウエイトの100kgとスミスマシンの100kgは別物なので、同じだけのダメージを筋肉に与えるという事は難しいかも知れません。
ちなみにこの理論とは逆になってしまうのですが、私個人の感覚で言うとスクワットに関してはスミスマシンの方が重く感じます^^;
↑案外種目によってはこのような事が起きます。
人間の身体って不思議ですね(*_*)
スミスマシンとアジャスタブルベンチ(角度が何段階にも変える事が出来るタイプのベンチ)があれば大まかな種目は可能で、上半身下半身満遍なく鍛える事が出来るため、汎用性も非常に高い器具と言えるのではないでしょうか。
筋肥大について見ていくと、スミスマシンを用いた種目は可動域の点ではバーベルと同じになるため、例えばスミスマシンベンチプレス等ではバーがボトムポジションで胸にぶつかるため、より深く降ろすことが出来るダンベルベンチプレスに可動域が劣ります。
可動域の大きさ＝筋肥大とは限らないのですが、ダンベル種目の際に感じるストレッチ感と収縮感はスミスマシンではどうしても感じる事が出来ません。
過去にYouTubeで海外の選手のトレーニング動画で見たのですが、スミスマシンのバーに滑るグリップのようなものを巻き付けたベンチプレスが非常に収縮もストレッチも感じやすいように思われました。
↑ケーブルを用いたチェストプレスのイメージ、ストレッチポジションでは手幅が広くなり収縮ポジションになるに従って手幅が狭くなるような構造。
このようなスミスマシンの欠点をカバー出来る小物が更に広まるとよりトレーニングのクオリティも高くなりますね！^ ^
競技パフォーマンス的には、やはり不安定さが解消されてしまっているスミスマシンでは向上が難しいかも知れません。
フリーウエイト(ダンベルorバーベル)を扱う際の前後左右の揺れを抑える為に身体のスタビライザーが機能するのですが、そのスタビライザーの関与こそが各種競技に活かされるインナーマッスルやバランス能力が養われるので、前後左右のブレが一切起きないスミスマシンではそれらの強化らし辛いかと思われます。
最後に安全性です。
以前の記事で書いた内容と重なるのですが、各種目をスミスマシンで用いる際にポジショニングが重要となってきます。
どの位置に足を置いたら良いのか、どの位置にベンチを置いたら良いのかが分からないままセットに入ってしまうと各関節に与えたくない負荷がかかってしまい、鍛えたい筋肉にウエイトで刺激を与える前に関節を傷めてしまいます。
トレーニング歴がそれなりに長いトレーニーでも普段使わないタイプのスミスマシンを使う時にはポジショニングにひと苦労すると聞きます。
また、フラットでもインクラインでもデクラインでもスミスマシンでのベンチプレスを行う際にセーフティーバー(ストッパー)をセッティングせずに行ってしまうと、力尽きて潰れてしまった際にフリーウエイトのベンチプレスと違ってスミスマシンでは脱出する事が出来ずにギロチン状態になってしまい非常に危険です。((((；ﾟДﾟ)))))))
フリーウエイトのバーベルを用いたベンチプレスでは潰れた際には最悪、お腹まで転がしてそのままバーベルを床に落とすという方法で脱出したり、ダンベルベンチプレスではそのまま潰れたポジションでダンベルを手放してしまえば無傷で終えることが出来ます。
↑どちらも緊急事態の時にだけしましょう。頻繁に行うとジムのトレーナーから注意を受けて最悪の場合強制退会になります^^;
以上の点からスミスマシンについて総括させていただくと、汎用性は高いものの安全性は思ったよりも高くなくむしろトレーニング中級者以上の方向けの器具と言っても良いかも知れません。
バーベルを用いた基本的な種目をある程度やり込み、自分自身が扱えるウエイトや最適なポジショニングをマスターしてからのスミスマシン各種目を導入してみても良いかと思われます。
7回に渡る長い記事にお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m
次回の記事では当ジムのYouTubeチャンネル【りざえ部】についてのご紹介をさせていただきます！
それでは！(*･ω･)ﾉ
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