皆さんこんにちは!
LIVE GYM TOKYOのハリガヤです!
今回のブログでは昨今のボディビルやメンズフィジークの選手ではなく、約40〜60年前頃に活躍した所謂“クラシック”なボディビルダーを何人か紹介していきたいと思います。
1954年に第1回ミスターオリンピアが開催され、現在もボディビル世界最高峰の舞台として毎年開催されているのですが、開催初期から1970年台の出場選手の身体を見てみると現在のボディビルダーたちのような圧倒的なバルクは見られないものの、筋肉の大きさ以上にバランスの良い体つきやナチュラルに作り上げた美しさなどが見計らえます。
また、現在のボディビルダーと当時のボディビルダーとの相違点として挙げられるのは、下半身のバルクやバスキュラリティの2点かなと私は思います。
人それぞれ好みがあるものですが、最近の世界トップ選手の身体を見ているとなんともお腹いっぱいな気になってきてしまい、クラシックなボディビルダーの身体を見るとある種安心感も覚えます(笑)
こういったバルク重視に偏りすぎてモンスターショーとなってしまった昨今のコンテストを改め多種多様なジャンルも作ろうということで始まったのが‘’クラシックフィジーク”というカテゴリーなのですが、クラシックフィジークは約40年前のボディビルダーたちの身体を理想に掲げているため、私のようにバルクモンスターを見ることを一旦休憩したいクラシックなボディビルファンにはうってつけのカテゴリーではないかと思われます。
(そうはいってもクラシックフィジークの選手も皆一様にハンパなくデカいので、もはやバルクを採点基準の優先順位で下げるべきでもないかと思えます、、)
それではクラシックボディビルダーの中でも特にメジャーな3選手を見ていきましょう!
スティーブ・リーブス
元米軍にして後に国民的人気映画俳優にもなるスティーブ・リーブス。
ミスターオリンピアが開催される以前のトップ選手として知られ、ミスターUSAやミスターユニバースと当時のメジャー大会で幾度となく好成績を収めています。
ボディビル史上最も美しい身体とも評されているその身体はいたずらに筋肥大させただけのそれと違って、バランスの良さや機能美も見られるフィジーク(身体、仕上がり)です。
映画俳優としては後に国民的スターとなるアーノルド・シュワルツネガーやシルベスター・スタローンやドウェイン・ジョンソンらが最も影響受けた映画俳優というから驚きです。
1950年台にボディビルダーとして活躍したスティーブ・リーブスですが、当時は現在のように多種多様なウエイトトレーニングマシンは存在せず、フリーウエイトや簡易的なマシンや自重でのトレーニングを中心にあの素晴らしい身体を作り上げたとされます。
こう考えると、ジムにおける多種多様なマシンでのトレーニングも良いですがベーシックなフリーウエイト種目や自重トレーニングも侮れないばかりかむしろ重視して行なっていくべきではないかと考えさせられますね。
フランク・ゼーン
以前クラシックフィジークに関する記事で紹介させていただいたこともあるフランク・ゼーン。
1977〜79年と3大会連続でミスターオリンピアに輝き、"オールドスクール"ボディビルの一時代を築いた1人と言っても過言でありません。
現在トップ選手であるサディック・ハゾビックのフィジークがフランク・ゼーンのそれに類似しているとされフランク・ゼーン自らクラシックポーズをサディック・ハゾビックに指導している光景が話題になりました。(↓画像)
こういった世代を超えたコラボレーションは昔のファンも現在のファンも楽しむ事ができるので私個人的には最高のメディアコンテンツだと思います。
フランク・ゼーンの身体はバルクこそさほど目につかないものの、綺麗な逆三角形シルエットとウエストの絞りが特徴的です。
(左)サディック・ハゾビック、(右)フランク・ゼーン
この所謂‘‘ムーンポーズ“を取らせたらフランク・ゼーンの右に出るものはいないんじゃないかと私は思います。
長い歴史があるボディビル競技ですがフランク・ゼーンのようなバルクや絞りではなく優雅な美しさを持つボディビルダーは今後出てこないんじゃないかと思います。
セルジオ・オリバ
漫画「刃牙」に出てくる”アンチェイン“ビスケット・オリバのモデルとなっているセルジオ・オリバ。
1966年からミスターオリンピアを3連覇し黎明期のボディビルの象徴的選手とも言えます。
オリバポーズと言われるこのポーズは大きな骨格から太い腕と巨大な大胸筋を持ってしてバランスの良いスマートなフォルムを持つセルジオ・オリバだからこそ美しく体現する事ができるポーズではないかと思います。
最近では息子であるセルジオ・オリバJr.がIFBB PROのボディビルダーとして活躍しており父親に負けない存在感を各ボディビル大会で放っております。
(左)セルジ・オリバ、(右)セルジ・オリバ・ジュニア
2016年にIFBB PROカードを取得し2020年のアーノルドクラシックオハイオ大会では見事5位に輝き、着実にミスターオリンピア出場への道を進んでいます。
以上、3人のクラシックなボディビルダーを紹介させていただきました。
現行のクラシックフィジークでは表現出来ないナチュラルな美しさを持つ身体が特徴的ではないかと思います。
まだまだクラシックなボディビルダーで紹介させていただきたい選手は沢山いますので、いつか続編記事を書かせていただきたいと思います!
ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
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